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コラムVol.3 バイク免許のマニュアルとオートマの選び方

バイク マニュアルとオートマのちが
更新日:2026年10月1日
バイク免許の取得考えたとき、「マニュアルとオートマのどっちにしよう」と悩まれる方が多くいらっしゃいます。
「オートマの方が楽そうだけど、マニュアル車も乗ってみたい」「今は、オートマで良いけど、将来的にマニュアルに乗りたい」「ゆくゆくは、大型二輪にステップアップしたい」など、免許取得後のことも考えると悩んでしまうと思います。

ここでは、普通二輪のバイク免許に関する、オートマとマニュアルの違いについて掲載していますので、参考にしていただければと思います。

どちらを選択するか

結論から申し上げますと、免許取得の段階で考えるとマニュアルが断然おすすめです。

その理由としては、
・マニュアル免許を取得すると両方を運転できる
・マニュアルの方が操作感が強い
・免許取得は、マニュアルの方が容易

上記の理由から、マニュアルをおすすめしています。
バイク免許 マニュアル

そもそも何が違うのか

乗れるバイクの種類

マニュアルとオートマ限定免許で、運転できるバイクに違いが生じます。


【マニュアル】

・全てのバイク(マニュアル、オートマ)を運転できます。

【オートマ限定】
・主にスクータータイプとカブなどのセミオートマ車のみ運転できます。

操作の違い

マニュアルとオートマでは、「操作方法」に大きな違いがあります。大まかな、操作の違いは以下の通りです。


【マニュアル】
クラッチとギアチェンジの操作が必要です。右手、左手、右足、左足でアクセル、ブレーキ、クラッチ、チェンジを操作するため、動きが複雑になりますが、多くの方が1時間程度の練習で基本操作を覚えられています。

【オートマ】

アクセルとブレーキのみ操作します。左手と右手だけで操作するため、基本操作の操作は容易です。

MT免許はATも運転可能になる

上記に記載した通り、マニュアルはオートマと比較して操作が複雑になります。

こういった観点からも、マニュアル免許で取得されるとオートマも運転できるようになるため、将来的な選択肢としてマニュアル免許の方が広がる可能性が高くなります。

教習車の違い

教習車の基本スペック
項目NX400
(MT)
シルバーウイング
(AT)
全長(㎜)
2,1402,275
全幅(㎜)
820770
全高(㎜)1,1901,430
シート高(㎜)790730
重量(kg)201249
※シート高とは、地上から座席までの高さ

大きさは、オートマの方が一回り大きくなり、重量も重くなるため、押して歩いたり、バイクを起こす作業の難易度は高くなります。

足つきは、オートマの方が良くなっています。但し、教習所によっては、NX400の足つきを改善している場合もありますので、気になる方は、近隣の教習所に問合せをオススメします。
当所の場合は、マニュアルの教習車がCB400のため、シート高は、マニュアルの方が良くなります。

メリットとデメリット

マニュアルとオートマの違いは、以下のようになります。


【マニュアルのメリット】

・バイクの車種選択肢が圧倒的に多い(ネイキッド、スポーツなど)

・「バイクに乗っている」という、一体感が得られる
・マニュアル、オートマを問わずに運転できる
・購入するバイクの選択肢が増える

【マニュアルのデメリット】
・操作が複雑で、慣れるまでエンストなどの不安が生じる
・荷物を入れるスペースが少ない

【オートマのメリット】

・基本操作が容易
・スクータータイプの場合、荷物を入れるスペースが多い
・エンストの心配がない

【オートマのデメリット】
・バイクの選択肢が少ない
・ニーグリップが出来ないため、安定感に欠ける
バイク免許 課題

運転姿勢の違い

バイク マニュアルとオートマ
バイクのマニュアルとオートマでは、運転姿勢が大きく変わります。

特に、着座姿勢が大きく異なります。マニュアルの場合は、タンクを挟み込むようにしてシートに座ります。一方、オートマは、椅子に座るようにしてシートに座ります。この違いが、運転に影響を及ぼします。

バイクを安定させて走行する技術として、ニーグリップと呼ばれるものがあります。ニーグリップとは、タンクを膝で挟み込んで体を固定させて、車体を安定させることを言います。ニーグリップをすることにより、上半身をしなやかに使えるになります。

オートマの場合は、このニーグリップが物理的にできないため、マニュアルに比べて車体が不安定になりやすいです。ニーグリップの代わりにバックレストと足裏を使って下半身を固定できるようになっていますが、効果の差はニーグリップと比べて小さいです。
従って、マニュアルの方が安定して走行させることができます。
バイク免許 オートマ

教習所(自動車学校)の違い

最短卒業日数

指定自動車学校を利用した場合、オートマとマニュアルで規定教習時間が異なります。そのため、最短の卒業日数も変わります。

【最短卒業日数】
〇オートマ:7日
〇マニュアル:9日
※無補修の場合

比較した場合、日数に大きな差は見受けられません。そのため。今後の運転できる車種を考えると、マニュアルの方に大きなメリットがあります。

指導員がマニュアルを進める理由

「オートマとマニュアル」を悩まれている方に、「どちらがいいですか?」と問われた場合、私共は「マニュアル」を勧めています。

その理由としては、免許取得難易度になります。

・バイク免許の教習において、発進や停止といった基本操作はクラッチ操作のないオートマの方が容易です。しかし、一本橋、クランク、スラロームといった課題走行はマニュアルの方が通行しやすい傾向にあります。マニュアルは半クラッチを使った低速での速度調整や、ニーグリップによる車体の安定が得られるため、課題走行でのバランスを保ちやすいのが大きなメリットです。 

バイク指導員としての経験上、一本橋やクランクなどの課題走行においては、クラッチ操作(半クラッチ)を活用できるマニュアルの方が安定して走行しやすい傾向にあります。マニュアルはクラッチやギア操作が必要なため、乗り始めの基本操作は難易度が高く感じられますが、操作自体は比較的短期間で慣れることが可能です。課題走行で失敗しづらくなるため、結果としてスムーズにバイク免許を取得しやすいというメリットがあります。

バイク免許を取得する際、避けて通れないのが課題走行です。課題走行とは、スラローム、一本橋、クランク、Sコース、急制動になります。
マニュアルの場合、ニーグリップ(膝でタンクを挟む)ができることから、車体の安定を図ることができます。そのため、各課題において、安定した走行が可能となります。
反面、オートマの場合、ニーグリップができないことから、車体の安定を図ることが困難となります。そのため、一本橋やクランクなど低速で走行する課題は、マニュアルと比較して難易度が上がります。また、車体が大きいことから、スラロームやクランクでは、パイロンに車体が接触しやすくなります。

マニュアルは、膝でタンクを挟み込む「ニーグリップ」ができるため、車体をしっかりと固定して安定した走行が可能です。そのため、バランス感覚が問われるすべての課題走行を優位に進められます。

一方で、オートマ(スクータータイプ)は構造上ニーグリップが使えないため、車体のバランスを保つのが困難になります。特に一本橋やクランクのような低速で走行する課題は、MT車に比べて難易度が上がりやすくなります。さらに、オートマの教習車は大きく小回りが利きにくいたため、スラロームやクランクでパイロンに車体を接触させやすい点にも注意が必要です。

タイプ別診断

ご自身の利用目的やバイクライフのイメージに合わせて、マニュアルとオートマのどちらを取得すべきか考えてみましょう。

【マニュアルがオススメな方】
・「バイク=趣味」として楽しみたい方:ギアチェンジやクラッチ操作など、バイクを自在に操る楽しさを実感できます。
・まだ、乗りたいバイクが決まっていない方(選択肢を広げておきたい方):マニュアル免許を取得すれば、オートマとマニュアルのどちらにも乗れるため、将来の選択肢を最大限に広げられます。
・ロングツーリングやワインディングを走りたい方:自分で変速できるため、走り応えや加速感を存分に楽しめます。

【オートマがオススメな方】
・通勤、通学、買い物など、日常の移動手段として使いたい方:足が代わりにスクーターを活用したい方に最適です。
・操作のしやすさ街乗りでの利便性を求める方:クラッチ操作やエンストの心配がなく、メットインなどの収納力も高いため快適に走行できます。

よくある質問

オートマ限定で取得した場合、後からマニュアルに変更できますか?
足つきは同じですか?
教習においてマニュアルからオートマに変更できますか?
教習でエンストするとどうなりますか?

まとめ

結論として、バイク免許の取得に迷っているなら「マニュアル」での取得がおすすめです。

ただし、免許取得後の「利用目的」によって最適な選択は異なります。バイクの操縦自体や走りを楽しみたい「趣味派」にはマニュアル、通勤・通学などの「移動手段」として手軽に乗りたい方には、オートマが向いています。

実は、「免許は選択肢が広がるマニュアルで取得し、実際に購入するバイクは快適なオートマを選ぶ」という方も非常に多くいらっしゃいます。マニュアルで免許を取得しておけば、将来にオートマに乗ることも可能なため失敗がありません。どちらにするか悩んでいる方は、取得時のメリットと購入後の使い道の両面から検討してみましょう。

限定解除

オートマで免許を取得された場合、オートマ限定免許になります。
オートマ限定免許を取得された方が、マニュアル車を運転されたい場合、オートマ限定の解除をすることでマニュアル車を運転できるようになります。

限定解除は、届出教習所で練習をして一発試験を受験する方法と指定自動車学校を利用する方法があります。

限定解除の費用については、教習所等を利用する場合、事務手数料、教習費用、試験費用などが発生します。一般的に、限定解除は約3万円~5万円程度に費用が必要となります。

最初からマニュアルで取得される場合、オートマとマニュアルでそこまで費用の差がでないため、オートマとマニュアルで悩まれている場合、費用面では限定解除まで考えるとマニュアルがオススメとなります。
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・自動車教習所業
・交通リスクマネジメントコンサルティング 
※企業交通分析診断士2名在籍
・民営職業紹介事業
厚生労働大臣許可14-03-ユ-0020
 
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